読むまち
  1. HOME
  2. ブログ
  3. 妖精のリハビリ散歩
  4. 【妖精のリハビリ散歩02】 ひこまや(鑁阿寺)

【妖精のリハビリ散歩02】
 ひこまや(鑁阿寺)

今日も元気にリハビリ散歩をしている妖精。
自分の子供の頃の思い出の場所と浮かんだのが鑁阿寺。
という事で早速レッツゴー♪

柳原小学校(現けやき小学校)出身からといえば西門から入るのが常識(笑)
西門前に歩くと、仲間である八蔵さんの前店舗の
(今は栃木県足利市大門通2381−1に移転している)
場所に、今はおにぎり屋「つむぎキッチン」さんがある。

興味をメチャクチャそそられたが、階段がまだ登れず断念(笑)。
当初の予定通り鑁阿寺に西門をくぐった。

西門をくぐると左手に公園があり懐かしさと、あれこんな遊具あったか?
と思う遊具がちらほら目立つ。新鮮さにウキウキしながら、怪しい目つきでのぞきつつ(笑)眺めて歩く妖精。

公園を通過すると、子供の頃から変わらずある鑁阿寺の名所。
子供のオアシスと言っても過言ではない「ひこまや」さんは今でも健在だ♪
テンションがバク上がりした妖精はひこまやさんに足を運んだ。

飛駒屋のマスターでもある長島勝さん(68歳)が、店から元気よく話し掛けてくれた。昼時もあってメニューを見ていると昔を思い出す。
よく駄菓子やアイスを買ったり、ガチャガチャをしたりと遊んでいた。でも妖精にとって一番の思い出は焼きそばだ。歩いてお腹も減っている。妖精は迷わず焼きそばを注文した。

食べると、昭和を感じる味わいはいまだに変わらないとさえ思える。子供の頃に食べた好きな食べ物っていつまでも変わらず、いつまでもヒーローでいてくれるから嬉しい。

せっかくの機会だからと思い、勝さんに色々質問をしてみた。

長島勝さんは、足利工業高校を卒業後、東京(有楽町、銀座、渋谷、深川、上野など)で転々と働いていたが27歳の時に足利に戻った。その時板前を募集していた店舗に面接にいった。その店舗が奥様のお友達のお店で、そこで奥様と出会い恋愛し結婚したと照れながら話してくれた。

ひこまやは、奥様である長島紀子さん(旧姓出居)さんのお店である。太平洋戦争の終戦(1945年)直後に開業したという事であるから約80年続いている。

開業者は出居幸作さんで勝さんと紀子さんは4代目になる。何故ひらがなで「ひこまや」になったのか尋ねると、「子供にひらがなの方が覚えてもらいやすいから」と教えてくれた。なるほど、確かに自分も小学生の頃ひらがなしか読めないから「ひこまや」だけ覚えたのかも知れないと納得してしまった(笑)

長い歴史のあるお店ならではの苦労話があった。時代の変化によって籠屋がなくなり、いもフライ用の気に入った串が手に入らなくなった。そこで器用な勝さんは手作りで串を今もつくっている。新しい竹でないと出来ないという。売っている串だとじゃがいもが割れてしまう為である。

すっかり打ち解けてしまった。小学生の頃のうっすら残っている記憶の話をすると、直ぐポンポン答えをくれる。どうやら、当時自分が憧れてたお店は「とんぷら」という名だった、とか。

楽しい時間を過ごせた。勝さんのお店である飛駒屋は、自分も飛駒に住んでいたのもあって漢字の飛駒屋にしたという。まさに飛駒に縁を感じるお店だ。
その飛駒屋が雪輪町にあった時代も話してくれた。雪輪町に三味線の音が聞こえる時代。そう花街と呼ばれていた時代の話。興味がある。自分はその時代の雪輪町を知らないので中途半端な年だなといつも思う。そういや最近雪輪町にピンクのどこでもドアあったから、今度はタイムマシン作ってくれるかな?期待しつつ、これからもリハビリ散歩は続く。

【お店情報】
店名/ひこまや
住所/栃木県足利市家富町2220 鑁阿寺
営業時間/[平日]11:00~15:00・[土日]10:30~16:00
定休日/月曜日
※天候により休日の場合がございます。ご了承ください。

【お店情報】
店名/飛駒屋(居酒屋・定食)
住所/栃木県足利市家富町2209
電話/0284-21-5408
営業時間/17:00~24:00
定休日/月曜日
※昼間はひこまやを開店させている為、営業時間のズレがある場合がございます。
ご了承ください。

【ライタープロフィール】
泉賢一(43)
ワインショップ和泉屋の8代目店主
和泉屋住所:足利市通3丁目2777

自称ワインの妖精「イズミール」
食べる事大好きもあって、料理とワインのペアリングをこよなく愛している。
好奇心旺盛で、後先考えずに猪突猛進で突き進むことが長短所。
好きな食べ物:餃子、ひき肉、ちくわ、湯豆腐、さつまいも、人参、葉っぱ系。
趣味:無趣味(探しています)

関連記事