【探検!趣味の街 15】
ゆきのわ長屋で会いましょう
そういうわけで“足利のミニ四ファイター”こと、植野です。
キタナカモールVol.4に、ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
さて今回はキタナカモールVol.4でも、会場の1つとして大盛況だったゆきのわ長屋について、ご紹介したいと思います。
我らがミッドタウン商店会の拠点である北仲通りを少し東に進んで、足利藩陣屋跡(博仁堂薬局が目印)を左に折れて進んだところに、目指すゆきのわ長屋があります。
長屋ですよ、長屋!
見たことあります?長屋。
時代劇で見たり、落語でよく出てくる長屋が、ちゃんと残っているのが足利の良いところ。
ゆきのわ長屋は旧花町であった頃の三軒長屋を改装した施設。
構成は正面右側から中村商店さん、中央にカキノミファームのおいもさん&ティーショップ カパさん(以下:カパさん)。
取材時はお休みでしたが左側は長屋の裏の「GUESTHOUSE わ家」さんの管理している旅の本箱となっています。
この3店舗が月に2日、第2日曜と月曜にオープンするスタイル。
そのほか中村商店さんのみ曜日を問わず、毎月18日にお店をオープンされているそうです。
2018年のゆきのわ長屋オープン当初は、それぞれ別の店舗さんが入っていたそう。
その後コロナ禍で開けることができなかった時期を挟んで、キタナカモールVol.1をきっかけにカキノミファームのおいもさんと中村商店さんが入られて、やや遅れてカパさんが加わって現在の形になったそうです。
さて僕がゆきのわ長屋を訪問する時は、もっぱらカパさんからスタート。
先述の通り陣屋跡の方から、歩いて行くとちょうどカパさんと顔を合わせるのが恒例なので(笑)
ちなみにカキノミファームのおいもさんは、取材時お休みされてました。
こちらのカパさんは和紅茶のお店。
和紅茶というと、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、ふらっと気軽に立ち寄れます。
イメージとしてはコーヒースタンドが近いかな。
ちょっとコーヒーを注文する感覚で和紅茶をいただけますよ。
では、その和紅茶とはどんなお茶かというと、あくまで個人の感想ですが、和紅茶は普通の紅茶より渋みが控えめで飲みやすいのが特徴。
もし紅茶の渋みが苦手だな、という方には、一度試していただきたい!
スッキリしていて飲みやすいですよ。
ちなみにアイスティーは紅茶で作った氷を使っているので、味が薄まらないのもポイント高し!
この和紅茶を片手に気さくな店主さんや他のお客さんと、ゆったりおしゃべりするのが僕の定番です。
このゆきのわ長屋の不思議なところは、長屋時間ともいうべきゆったりした時間が流れていること。
長屋というお隣とくっついている建物のせいか、不思議と人と人の距離が近くなるんですよね。
顔見知りのご近所さんと、お茶を飲みながら他愛もない話で時間を過ごすという。
昭和レトロに近い気はするけど、それとはまた違った居心地の良さがあるんですよ。
ちょっとおしゃべりしていたつもりが、わりと時間が過ぎていたというのも、しょっちゅう。
そんな時は大抵慌てて「お隣に行ってきます!」というのが常。
お隣の中村商店さんは古美術と古道具を扱っていらっしゃるお店。
それだけ聞くと身構えてしまうかもしれませんが、こちらも長屋時間の流れる居心地の良いところ。
僕は教養がないのでアンティークの魅力について理解できているわけではないんですが、小難しい理屈は抜きにして、所狭しと並んだ品物を見ているだけでも楽しい!
並んでいる商品について、あれこれおしゃべりしたり、来歴を教えてもらったりする時間は、僕の教養タイムでもあります。
主に食器類をいただくことが多いんですが「植野くんは、こういうの好きそう」と、好みを覚えていてくれてオススメしてもらえるのも嬉しいポイント。
お店の方が自分の好みを押さえてくれてるって嬉しいじゃないですか!
実際オススメしてもらう物が、いつも僕のツボを押さえてくれているんですよ。
気に入った物があると、あれもこれもと目映りしてしまうのも、いつもの話です(笑)
アンティークだからと難しく考えずに、ぜひ気軽に立ち寄ってみていただきたい。
ほがらかな店主さんが迎え入れてくれますよ。
あとは自分の感性を頼りに良いなと思った物を手に取ってみる。
そして気になったら聞いてみる。
わかりやすく教えてもらえるし、意外な来歴が判明することも!
なにしろ基本的に一点物ですから、その場での出会いを大切にするのが良いと思います。
古着も同じだけど、個人的には収集癖がある故か、道具との出会いの方がより運命を感じます。
中村商店さんでは「随時買い取り・鑑定しています」とのことなので、お家に見ていただきたい物がある時は足を運んでみては。
また出張もしていただけるそうなので、お気軽に問い合わせてみてください。
今回の取材では、カキノミファームのおいもさんと、旅の本箱はお休みでしたが、その月にオープンしている店舗さんについては、ゆきのわ長屋のインスタグラムをチェックしてみてください。
旅の本箱のスペースでイベント出店されているお店の情報も確認できますよ!
次の長屋オープンは12月ですが、ゆったり流れる長屋時間は、ここでしか味わえません。
日常の忙しさに疲れてしまった時、誰かとのリアルな交流が欲しくなった時、そんな時はゆきのわ長屋を訪れてみてはいかがでしょう。
ゆるりとした気持ちで、美味しいお茶を飲みながら、素敵なアンティークに触れながら、その両方を味わいながら人との交流ができる、そんな時間を過ごす事ができますよ。
【施設・お店情報】
施設名/ゆきのわ長家
住所/足利市雪輪町2435
オープン日/毎月第2日曜・月曜(変更有り)
Instagram/yukiwacho03nagaya
《店舗:左》
店名/旅の本箱
Instagram/guesthouse_waya
《店舗:中央》
店名/カキノミファームのおいもさん|和紅茶専門店 tea shop cuppa
Instagram/oimosun_by_kakinomifarm(カキノミファームのおいもさん)
tea_shop_cuppa(和紅茶専門店 tea shop cuppa)
《店舗:右》
店名/中村商店
電話/090-2651-6682
Instagram/nakamura_antiques
(中村商店のみ曜日問わず毎月18日オープン)
【ライタープロフィール】 植野 弘武 (うえの ひろむ)
イズミヤ映画部「部長」/まちを紹介し隊「隊員」/ “足利の”ミニ四ファイター
映画/音楽/美術鑑賞、ミニ四駆、読書、園芸等多様な趣味を持つ。
美味い料理と、美酒が好き。
無闇に豊富な知識で重箱の隅を突いて回っている。
生まれてこの方、初見で名前をちゃんと読まれたことがないのが悩み。
座右の銘は「人は流れに乗ればいい。だから流れに乗ってみる」。