【探検!趣味のまち16】
ラジオだょ!全員集合

そういうわけで2ヶ月ぶりのご無沙汰の植野です。
今年も新年最初の通常更新です。
今回ご紹介するのは、昨年5月に開局した足利のコミニュティFM局。
〈FM DAMONO〉さんです。
話の前に知っておいてもらいたい事があります。
私はかつて、はがき職人になりたいと思ったこともある男だ。
要するに昔からのラジオ小僧であったという話。
つまりはラジオも僕の趣味のひとつということです。
皆さんはラジオ聴きますか?
災害の時に1番頼りになるメディアといえばラジオ。
振り返れば僕も東日本大震災の時に、真っ先に頼ったのはラジオでした。
そして〈FM DAMONO〉が生まれたキッカケも2019年の台風と、2021年の山火事だったそうです。
本当に災害の時のラジオって助かるんですよ。
東日本大震災の時は宇都宮の情報しか取れなかったんですけど〈FM DAMONO〉は足利のコミニュティFMですからね!
なにかあったときに、すぐに市内の情報が手に入るって、すごく助かるし安心感があります。

ではスタジオへお邪魔してみましょう。
鑁阿寺の正面、太鼓橋から歩いて1分、足利叢林(そうりん)さんの脇に〈FM DAMONO〉の看板が。
その看板を目印に奥へと進んで扉を開けると、目に飛び込んでくるのがガラス張りのサテライトスタジオ。
スタジオの向かいが観覧席になっていて、生放送中であれば番組を自由に見学できちゃいます。


今回は初のメディアへの取材なので〈FM DAMONO〉の偉い人、根岸 智也さんにお話しを伺いました。
根岸さんは夕方の帯番組『ゆうやけ!だもの!』の火曜パーソナリティなど、いくつかの番組も担当されているんですよ!

まず教えていただいたのはオリジナルの番組の数。
平日の帯番組を1本として数えて平日は20本、土日は13本のオリジナル番組を放送しているそう!
〈FM DAMONO〉は24時間放送しているので、それ以外はコミニュティFMの共通番組を放送されているそうです。



気になるパーソナリティは35名の方が務めていらして、そのうち25名の方がボランティアパーソナリティなんですって!
たくさんの方がボランティアパーソナリティとして関わってるって、地域に根付いた市民が作るラジオ局って感じがして嬉しい気持ちになります。
前述の観覧席についてですが大手のFM局を含めても、観覧席のあるスタジオは珍しいそう!
通りに面した場所にあるサテライトスタジオは、よくありますけどね。
お隣の太田や桐生のコミニュティFMもサテライトスタジオですしね。
他のメディアとは違うラジオの良さって、受け取る側との距離の近さだと思うんですよ。
わりと気軽にリスナーが番組に参加できる。
加えて観覧席があることで番組との縦の繋がりだけじゃなく、リスナー同士の横の繋がりができたり、パーソナリティさんと交流できたりするのが、すごく良いなと思います。


ちなみに今回お話を伺った根岸さんに似ていると噂の“ぎしお”さんがパーソナリティの『深夜急行 E883』では、栃木市のコミニュティFM〈FMくらら857〉さんの『鉄ラジ857番線 NEO』との鉄道番組コラボを計画されているそう!
コミニュティFM同士が繋がって他の市町村との交流が生まれるって、すごく素敵なことですよね!
いまは周波数を合わせるだけじゃなく、インターネットを通してラジオを聴くこともできるから、この時代ならでは!って感じです。
そして手前みそではありますが、我々ミッドタウン商店会も月曜~金曜の帯番組『ひる!だもの!』内において、コーナーを持たせてもらっているのです。
それが火曜日『聴くまちラジオ』のコーナー。
ミッドタウン商店会のメンバーが毎週、週替わりで火曜・水曜担当パーソナリティの梶 志緖里さんと、様々なテーマでお話しさせていただいています。
ちなみに私、植野も一度“ブログライター”として出演させていただいております。

梶 志緖里さん
さらに梶さんのYouTubeチャンネルでは、過去の『聴くまちラジオ』も含めて、ご自身の担当された回のアーカイブを聴くことができます。
リアルタイムで聴けなかった!ついうっかり聞き逃しちゃった!という時でも安心!
僕も仕事の都合で、なかなか平日の日中に聴くことができないので助かっています。
気になった方は、ぜひ梶 志緖里さんのYouTubeチャンネル『KAJI RADIO』をチェックしてみてください。
これからアップされていく過去の放送回もあるそうなので、目が離せませんよ!

さて恥ずかしながら、わたくし〈FM DAMONO〉が開局するまでコミニュティFMって、防災無線に毛が生えたもの程度の認識でいたんですよ。
でも実際リスナーとして聴かせていただいて、さらに出演までさせていただいて思ったのは、普通のラジオ局だ!
もちろんコミニュティFMだから地域の情報発信もしているけど、鉄道番組あり、洋楽の番組あり、トーク番組ありのバラエティに富んだラジオ局!


最後に「聴くだけじゃ足りない!自分も出たい!」と思ったら、どうしたらいいかについて根岸さんに教えてもらいました。
「出演ご希望の場合は〈FM DAMONO〉まで、直接ご連絡ください!」とのこと。
足利市民がゲストのコーナーや、お仕事内容の紹介コーナー、お知らせしたいことがある方の番組などを、ご案内していただけるそうです。
この機会にラジオ出演も考えてみてはいかがですか?
ラジオでおしゃべりするって、なかなか得難い経験ですよ!

まだ聴いたことないよという方は、まず周波数88.3MHzをチェック!
もしくは『FM++(プラプラ)』というスマホアプリなら、全国どこからでも聴けちゃいます。
まだまだ開局半年過ぎたばかり、これから育てていくのは僕ら足利市民です!
まずはお気に入りの番組を探してみるところから、始めてみてはいかがですか。
【施設情報】
店名/FM DAMONO(足利コミュニティFM)
住所/栃木県足利市大門通2376
電話/0284-22-4632
メール/live@damono.jp
Instagram/fmdamono
X(旧:Twitter)/fmdamono
Facebook/足利コミュニティfm(fm Damono)
【ライタープロフィール】 植野 弘武 (うえの ひろむ)
イズミヤ映画部「部長」/まちを紹介し隊「隊員」/ “足利の”ミニ四ファイター
映画/音楽/美術鑑賞、ミニ四駆、読書、園芸等多様な趣味を持つ。
美味い料理と、美酒が好き。
無闇に豊富な知識で重箱の隅を突いて回っている。
生まれてこの方、初見で名前をちゃんと読まれたことがないのが悩み。
座右の銘は「人は流れに乗ればいい。だから流れに乗ってみる」。