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【探検!趣味の街 05】
 探検!カフェの街・後編

そういうわけで、この「読むまち」ブログの年内最後の更新であることに
気づいてしまった植野です。
僕の担当は偶数月14日なので、このペースで行くと来年も、その後も大トリ!
これは責任重大ですよ!
紅白でいうと北島三郎のようなポジションです。
身が引き締まりますね。

さて前回の更新から2ヶ月ぶりのご無沙汰です。
お待ちいただいた読者の皆さま、ようやく後編のお届けです。
さあ、「勝手にHORONIGA WALK」をつづけましょう。
今回もお店のチョイスは完全に記者の独断なので悪しからず。
最初にお邪魔したのは“フクロウカフェ Fuku”さん。
直前に「チョイスは完全に記者の独断」と書いた、筆先も乾かぬうちに翻すようですが
「フクロウまみれの植野さんが見たい」というリクエストをいただいたので、
せっかくもらった要望に、お応えしようと。

”フクロウカフェ”さん:外観

”動物+カフェ”というと、まず思い浮かぶのは”猫カフェ”だと思うんですが、
こちらはその名の通り、フクロウと触れ合うことができます。
読者の皆さんはフクロウに、どんなイメージをお持ちですか?やっぱり夜行性?
さて今回も「初めまして」で、お邪魔するお店だったので手と足が一緒に出そうな
緊張感で、お店の中へ。
何回やっても「初めまして」のお店にお邪魔するのは慣れません(^_^;)

今回は名刺を出して企画の趣旨を、お伝えするときに「HORONIGA WALK」という
単語が出てこなくて、大変に難儀しました(笑)
こういう時に「噛みました」を「噛みまみた!」とかって
誤魔化せるキャラクターだったら、どんなにいいかと思います。
とはいえ不審者がられることもなく、快く取材許可をいただくことができました。

店内には、大きい子から、小さい子まで、色々なフクロウさんがいます!
なにしろ僕は動物といえば、ハムスターくらいしか飼ったことがないので、
間近で動物と触れ合えるのが新鮮です!
一人で動物園に行ってしまうくらい、動物好きなんですけどね。
なかなか近い距離で動物と触れ合う機会がなくて。
びっくりするのは、どの子も本当に大人しい。
近づいても、全然気にする様子がありません。
それに当たり前と言えば当たり前のことですが、みんな起きてます(笑)

入ってすぐにお出迎えしてくれるフクロウさん達
身体の大きな子もいます!
店内奥で鎮座しているイケメン!

もちろん触れ合えるので、おっかなびっくり撫でてみると、ツヤツヤだし、ふわふわ。
哺乳類の、もふもふした感じとは、また違った柔らかさです。
撫でていても、やっぱり大人しい!
感動!!

ハート型の顔が愛らしい(^-^)
雨の屋外を見て佇む後ろ姿

手乗り体験もさせていただけるということなので、フクロウまみれ感を出そうと
チャレンジ!
まず手に乗ってもらったのは、コノハズクという一番小さな種類のフクロウさん。
身体が小さくて、とっても可愛らしい見た目をしています。
手乗りをしてもらうというのは、動物好きとしては一つの憧れだったので、
願いが一つ叶いました(^_^)

カメラ目線をもらえた奇跡の1枚(笑)

続いてのご指名はモリフクロウさん。
体の大きさは中くらい。
手に乗ってもらっても、先ほどのコノハズクさんより存在感があります。
上手に写真が撮れなかったのですが、クリクリとした目が印象的で、
とっても愛らしいお顔立ちをしています!
写真を撮るのに四苦八苦していたので、顔が怖い感じになってしまいました(笑)
記者の必死さ加減は伝わるかと(^_^;)

一緒に画面に収まってもらうのに必死の形相(笑)

そうこうしていると、あっという間に時間が経ってしまい、お店を後にしました。
いやー、動物って、本当に良いものですね!
見ているだけでも楽しいけど、触れ合えるって幸せ。

2軒目にお邪魔したのは“cafe agrie”さん。
実は記者、何度かお邪魔したことがあります!
今回の企画で初の「初めまして」じゃないお店(笑)

石井画廊さんの2階に、お店があります!
この階段を上がって、お店へ!

「オムライスの美味しいお店があるんだって」という噂を聞きつけて、
以前にお邪魔したことがあったのです。
ただお邪魔したことがあると言っても、店内に入ったことがあるというだけで、
取材となると話は別。
許可を頂けなかったらどうしようと、相変わらずドキドキ。
もっと違うことで、ドキドキしたいものです。
流石に同じことを5回も言っているので、多少慣れてきた企画の説明をさせていただいて、
取材許可をいただくのも、少しスムーズになってきました。

店内入り口側から
明るい店内!手前の席に座らせていただきました。
こんなオシャレな部屋に住んでみたい!

店内は広くて、天井も高いので、とっても開放感があります。
すごくオシャレなので、自分までオシャレになった気分に浸れます。
身構えなくてもいいオシャレな感じというのは、とても好きなので、
すごく居心地がいい。
あんまりオシャレすぎると、身構えちゃったり、浮き足だっちゃたりするけど、
そういった感じは全くありません。
「自分の部屋も、こうだったら良いのに!」と思わずにいられません。
今回は1人だけど、友達と一緒にのんびりとお茶をしながらおしゃべりを楽しむのも
良さそうです。

では、ここからは【取材】と称したお食事タイム。
今回、私がいただくのは“シロオム“。
その名の通り、真っ白なホワイトソースのかかったオムライスです。

注文させていただいた“シロオム“。ブラックペッパーが奇跡を!

男性でも満足できるボリューム感。
粗挽きのブラックペッパーが添えられているのですが、まずは何もつけずに
いただいてみます。
普段イメージするオムライスより、あっさりとした味わいで、ボリュームがあっても
食べ疲れることはないですね。

では次はブラックペッパーをかけて、いただいてみましょう。
・・・これは!!
かつて古代ローマにおいてコショウは、文字通り値千金。
同量の金と交換されたという話を聞いたことがありますが、ブラックペッパーをかけると
世界の見え方が変わります。
ソースとブラックペッパーが、お互いを高めあって、いくらでも食べられそうです。
自由にコショウが手に入らない古代ローマ人じゃなくて良かった!
最初に男性でも満足できると書きましたが、むしろもう一皿イケてしまうんではないかと錯覚してしまいます。
さらに食べ進めていくと、中から卵が!!
やっぱり、もう一皿イケてしまう!
もはや確信に変わります。
「私は、かつて北仲大食い王と呼ばれたこともある男だ」と思わず椅子から
立ち上がって宣言しそうになりました。
危うく取材という本分を見失いかける、今そこにある危機(@0@;)
取材の中で取材を忘れるところだった。

完食!ごちそうさまでした!

セットでお願いしていたので、オムライスを完食すると、続いてデザートを
いただきます。
アイスを添えたパンケーキに、コーヒー粉をまぶしたものをいただいたんですが、
これがまた目が覚めるほど美味しくて。
なんなら、もう一皿・・・(略)

デザートは別腹です!!

前回の記事でもそうでしたが、取材をしに来ているのか、優雅なランチタイムを
満喫しに来ているのかわからなくなります。
気分はもうリア充です(笑)
思わず取材を忘れかけたのは伏せて、記事掲載のお約束をして、
お店を後にしたのでした。

3軒目は“モカ 直火焙煎コーヒー店”さんへ。
前回の“あんてぃーぶ”さんと並んで、足利市民なら知らぬものはない老舗中の老舗。
そして今回の「勝手にHORONIGA WALK」の元企画【HORONIGA WALK】を、
八蔵さんと立ち上げられた、お店でもあります。
モカさんと、八蔵さんが【HORONIGA WALK】を企画されていなければ、
僕が今回の記事を書くこともなかったことでしょう。

撮影のために照明をつけてくださいました
こちらは入口側

実はモカさんにも、何度かお邪魔したことはあったんですが、
きちんとお話しさせていただくのは、今回が初めて。
しかも発起人である方に「勝手に企画に相乗りしました」などと、
お話ししていいんだろうか?と肝を冷やしながら、入店しました。
ドキドキしながら早速企画を説明すると、すぐに快諾していただきました。
良かったー!
ここでようやくコーヒーを嗜まない男が、コーヒーを飲みにいくという
【勝手にHORONIGA WALK】の企画本来の趣旨に戻ることになります。
後編になってからというものコーヒーそっちのけで、フクロウと戯れたり、
美味しいオムライスに舌鼓を打ったりと企画が脱線というか、迷走というか。
締めはきちんとやらないといけません。

というわけで今回いただいたのは、エクストラブレンド。
5種類の豆がブレンドされているというコーヒーです。
一口いただいただけで、コーヒーを嗜まない僕でも美味しいと感じられます。
飲み口が柔らかというか、コーヒーだけで楽しめるというか。
コーヒーを飲むようになって本当に良かった。
やっぱり美味しいものをいただけるというのは幸せですからね。

コーヒーだけでも、おいしいです!

モカさんに、お邪魔するたび思うのは「僕もモカに来られる歳になったんだなぁ」
ということ。
なにしろ老舗ですから中学生くらいの頃から、お店の場所は知っていたんですよ。
その当時は街並みに今よりも活気があったので、モカさんの周辺に行くことも
よくあって。
ただ中高生当時の僕は「喫茶店(当時はカフェと言わなかった)は、大人の行く場所」
という認識があって、敷居が高くて入れなかったんですよ。
今では友達の家に遊びに行く気やすさでカフェに行ってしまいますけどね。
もっとも行きつけのお店だけですが。
人見知りなので一見のお店では、そんなことできません(笑)
そんなモカさんに1人で入れる歳になったということに、感慨を覚えるわけです。
広すぎない店内も、子供の頃喫茶店に連れて行ってもらった記憶が思い出されて、
また心地良いんですよ。
前回書いた喫茶店のメニューが、ご馳走だった頃。

店内:入り口側
店内:逆方向 心地よい広さ!

今回、初めてカウンターに座って、お話をする時間を作っていただけたことも
嬉しかったです。
しつこいようですが僕は人見知りなので、初対面の方とお話しするのが苦手で。
何を話したらいいのか話題に詰まってしまうんですよね。
と言って沈黙してしまうのも気まずくて、つい喋りすぎてしまったり。
【取材】という口実があったので、自分としては比較的スムーズに
お話しすることができたのは助かりました。
今と昔の足利のカフェ事情であるとか、【HORONIGA WALK】についてとか、
お店についてとか、それだけで記事を1本書けてしまうくらい、いろいろなことを
お話しさせていただきました。
「【HORONIGA WALK】をやってみて、思ったより足利にカフェが多いことがわかった」
というお話は、僕と同じ感覚だったので自分だけではなかったんだ!と安心しました。
前後編2回に渡って参加店さんに、お邪魔してご紹介するという企画も、
あながち間違えていないかな、と思えました。

お忙しい時間に、お邪魔しては良くないなと、少し遅めのお時間に伺ったんですが、
「ケーキ類が終わってしまったから、日を改めては?」と声をかけていただいたり、
陽が落ちてしまった後だったので、外観の写真を撮らせていただくときに、
わざわざ外の照明をつけて下さったりと本当に良くしていただきました。
却って気を使わせてしまって、申し訳なかったです。
ケーキ類については、比較的忙しくなくて、かつまだ残っている時間を
教えていただいて、別日に改めてお邪魔しました。

お邪魔した日の日替わりケーキ。上をいただきました

「モカさんのホットケーキは美味しいという」話を聞いていたので、心引かれたんですが
取材だしせっかくなので、ということでいただいたのは、日替わりケーキ。
今回、何度目かの「実は・・・」ですが、モカさんには何度かお邪魔していますが
コーヒー以外のメニューを頂くのは初めてです!
今ままでお店にお伺いする時間が、いつも遅めで残っていなかったんですよね。
注文させていただいのは写真の上側のメニュー。
“栗の渋川煮と柿といちじくのタルト”。

日替わりケーキとコーヒー。絶妙のマリアージュ!
至福の日替わりケーキ!

僕も趣味で、お菓子作りをするんですけどね。
当然の事ながら、プロの作るものは違います。
上の生地のしっとり感と、下の生地のさっくり感。
この絶妙のバランスはプロでなければ!
みみっちいことを言うようですが、フォークの間からこぼれ落ちていく、
生地さえもったいないと感じる美味しさです!
言うまでもなく、コーヒーとの相性も抜群!!
ボキャ貧で、この美味しさと感動を、お伝えできないのが悔しいです!
そして追加取材にお邪魔した日は前回以上に、いろいろお世話になってしまって。
記者、今後モカさんに足を向けて眠ることが出来ません。

では、これにてコーヒーを嗜まない男の足利カフェ探訪【勝手にHORONIGA WALK】は
終わります。
前後編、お読みいただいた読者の皆さん、お付き合いありがとうございました。
そして快く取材に応じていただいたお店の皆様、本当にありがとうございました。
今回、取材を通して思ったことは、どのお店も特色のあるお店ばかりだということ。
チェーンのお店は、どこに行っても同じものがあるという安心感があるけれど、
そこに行かないと味わえないメニューや、雰囲気を楽しむというのも、良いものですよ!
行ったことがないからと、足を向けないなんて勿体無い!

市内の方はもちろん、市外・県外の方も、もし足利にいらっしゃるときには
カフェに注目してみてください。
目移りするほどたくさんのカフェに、きっと驚くはずです。
読者の皆さんも今度のお休みは自分だけの【勝手にHORONIGA WALK】に
出かけてみてはいかがです?
自分だけのお気に入りの場所、見つかるかもしれませんよ!

≪探検!カフェの街・完≫

【お店情報】
 ① フクロウカフェ Fuku
  住所/栃木県足利市通3-2774
  電話/080-9410-2960
  営業時間/火・金 13:00 ~ 18:00 土日 11:00 〜 18:00
  定休日/月・金曜日

 ② cafe agrie
  住所/栃木県足利市通2-15-14
  電話/050-3708-0386
  営業時間/10:00 ~ 18:00
  定休日/月曜日

 ③ モカ直火焙煎コーヒー店
  住所/栃木県足利市伊勢町3-9-9
  電話/0284-42-9608
  営業時間/9:00 ~ 18:00
  定休日/木曜日

【ライタープロフィール】
 植野 弘武 (うえの ひろむ)
 イズミヤ映画部「部長」/まちを紹介し隊「隊員」
 映画/音楽/美術鑑賞、ミニ四駆、読書、園芸等、多様な趣味を持つ。
 美味い料理と、美酒が好き。
 無闇に豊富な知識で重箱の隅を突いて回っている。
 生まれてこの方、初見で名前をちゃんと読まれたことがないのが悩み。
 座右の銘は「人は流れに乗ればいい。だから流れに乗ってみる」。

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