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【探検!趣味の街 09】
ロマンはどこだ

そういうわけでコーデ迷子の植野です。
“四十にして惑わず”とは、よく言いますが不惑を過ぎても、惑いまくっています。
それというのも古着を取り入れるようになったから。

2月の取材でMARU used clothing さんに、お邪魔してからというもの洒脱者を目指して
徐々に古着を取り入れるようにしていたら、コーディネートの幅が広がったはまでは良かったんです。
ところが優柔不断な僕は広がり過ぎたコーディネイトに惑いまくっているのです。

そして今回、ご紹介する古着屋 ROMANさんも、僕のコーディネートの幅を広げてくれたお店です。
蛇足ですが、今回のタイトルでピンと来た方は、伊坂幸太郎好きですね!
僕も好きです。

話を戻して友愛会館(商工会議所)の裏へ続く路地を入って行くと、目指すべき古着屋 ROMANさんが、
そこにあります。
大きく掲げられた“ROMAN”の看板が目印。

店舗入口。友愛会館側から
店舗正面。写り込んでいる記者はご愛敬(笑)

趣のある店舗は大正時代からあった花火問屋を改修しているそう。
取り扱っているのはアメリカやヨーロッパの80〜90年代のインポート物や、70年代以前のヴィンテージ古着。
下北沢の古着屋さんをイメージしてもらえると良いようです。
初めてお邪魔した時には、MARU used clothingさんと取り扱っている物との違いで
「古着屋さんて、お店によってこんなに違うんだ!」と驚いたのを、よく覚えています。

スタッフの方が一点一点、買い付けされているそう!
取材に伺った週に大量入荷のTシャツ!

お邪魔すると、いつも思うんですが、なにか子供の頃の秘密基地に来たようでワクワクするんですよね。
いまだに子供の頃のワクワク感が捨てきれないというのも、不惑も過ぎた大人としてどうか?という気も
するんですが(笑)
そして今日はどんな服に出会えるのかという大人としてのワクワク感も加わって、お邪魔するのが
いつも楽しみなのです。

記者の秘密基地心をくすぐる旧キットのガンプラ!

2月の取材の時に「古着はすべて一点物、宝探しのようなもの」と教えていただいたのですが、
その楽しさがわかってきました。
ただ困り果ててしまうのが自分の優柔不断さについて。
僕は何事においても決断をするのが苦手で「一旦おいて考えよう」ということが、よくあるんですよ。
特に服に関しては、それが多い。

カウンターの上に、こんなパネルも!
スウェットやパンツも!

「似合わなかったらどうしよう」が多いので。
古い歌の一節にあるように「君には俺は似合わないんじゃない」(『I・CAN・BE』/米米CLUB)と
服の方から言われているような気がするんですよ。
特に古着においては、僕が持っていないジャンルの物が多いので。
新品が並んでるお店なら、一旦置いて考えても良いんですけどね。
一度寝かせて、出戻ってきてもあるから。
ところが古着は一点物、そして一期一会。
ROMANさんに、お邪魔すると大抵「これは!」という一品に出会ってしまうので、困っちゃうんですよ。
「ここで決めないと次はないかもしれない、うーん…」となってしまって。
で、その度に口にしているのが「5分考えます」。
このセリフを、ほとんどお邪魔するたび口にしています。

取材に伺った日も若者で盛況の店内

そんな時でも、というか、ほぼ毎回口にしても「良いですよ」と笑顔で応じてくれるし、雑談に付き合ってくれたり
考え中に他の物を見ていても、それについて詳しく教えてくれる懐の深いお店なのです。
そしてなによりスタッフの皆さんがフレンドリーなのが良い!
先にも書いた通り、僕は色々決められない人間なので、どう着たらいいのか?とか、
どんな物と合わせればいいのか?という相談に気軽に乗ってもらえるのが、とても助かるのです。
もし仮に話しかけづらい雰囲気の店員さんのいるお店で、じーっと見られでもしたら、
さもわかるかのような顔をして、眺めるだけ眺めて帰ってしまうと思います。
僕は小心者なので、雰囲気に耐えられなくて。

スタッフの皆さん。
左から髙橋さん、店主の恩田さん、真緒さん。

それに置いてある商品が、どれもリーズナブル!
「良いな!」と思っても、お値段が可愛くないと、そっと戻すだけになってしまいますが
リーズナブルだと「イケる!」になるわけです。
それゆえに先にも書いた通り「5分考えます」という言葉を口に出すことになるわけですが。
で、大抵買ってしまう(笑)
似合うかどうかはさておいて、自分の感性を信じて「えぇい!ままよ!」と。
洒脱者を目指す以上、小さくまとまっていてはいけません。

この中に運命の1着がいるかも!

コーディネイトに困ったときは、ROMANさんのInstagramを見てみるのを、お勧めします!
スタッフの皆さんが商品を実際に着た写真を掲載されているのですが、とってもオシャレ!!
なるほど、こんな風に着たら良いのか!と、とっても参考になります。
実際、記者も掲載されているアイテムに一目惚れして、翌日買いに走ったことがあります。
在庫のある商品は、リンク先のオンラインストアから買うこともできるそうですよ。
お店情報から、ぜひアクセスしてみてください。

一歩入った路地に、こんな素敵なお店があるのって、とっても足利らしいって思います。
自分で出向かないと出会えない“足利は地下1mが面白い”という僕の記事のテーマとも合致します。
ちょっとディープで素敵なお店を訪ねに、足を運ばれてみてはいかがですか?

さらにお隣の桐生市に関連するお店として“古着屋 U-LON”さんもオープンしたそう!
ドン・キホーテの道を挟んで真向かいなので、場所もとってもわかりやすい。
記者も足を運んでみましたが、明るいお店に、とっても親切なスタッフさんと、ROMANさん同様
とても居心地の良いお店でした。

U-LON:外観
U-LON:店内

あまりにも素敵なアロハシャツと巡り合ってしまったので、取材に行ったはずが思わず一着買ってしまったのを、
ご報告しておきます。
お隣、桐生も散歩するのが楽しい街ですから、行かれた際はぜひ!

【お店情報】
 店名/古着屋 ROMAN
 住所/足利市通3-2757
 電話/0284-21-2898
 営業時間/12:00 ~ 20:00
 定休日/木曜日
 Instagram/furugiya_roman

【ライタープロフィール】
 植野 弘武 (うえの ひろむ)
 イズミヤ映画部「部長」/まちを紹介し隊「隊員」/“足利の”ミニ四ファイター
 映画/音楽/美術鑑賞、ミニ四駆、読書、園芸等、多様な趣味を持つ。
 美味い料理と、美酒が好き。
 無闇に豊富な知識で重箱の隅を突いて回っている。
 生まれてこの方、初見で名前をちゃんと読まれたことがないのが悩み。
 座右の銘は「人は流れに乗ればいい。だから流れに乗ってみる」。

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