【ツルミンの足利放浪記02】あかつき
つい最近、北仲通り界隈で「美味しいクラフトビールが飲める店がオープンした」との噂を耳にした。
しかもどうやら、喫茶八蔵が今の大門通の店舗になる前の場所で始めたとのこと。
むむむ。これは調査せねば!
ということで、早速足を運んでみた。
場所は鑁阿寺の西門の向かい側。黄色っぽい建物の2階。
確かに電気が付いている。
八蔵だった頃、良く来た場所だ。
そのあとは、Tsumugi Kitchenさんがお店を構えた場所でもある。
懐かしい階段を上がると、、
確かにお店ができていた!
『あしかが あかつき』
クラフトビールの種類が豊富なお店。メニューを拝見すると、ビール以外にも日本酒やワイン、ソフトドリンクなど種類豊富。店内を舐めるに見まわす中、特に目を奪ったのはビールサーバー。なんと、DIYで作られたそう。
元々マスターは東京でお店をやっていたのだとか。そして奥様でもある女将が足利出身。
さて、どのビールをいただこうかメニューを見ていたところ、いくつものビールがある中で、アサヒマルエフの生ビールがあった。芳根京子ちゃんが好みの筆者(どうでもいい)は、迷わずマルエフをチョイス。
あれ?味が缶ビールと全然違う!めちゃくちゃうまい。これこそ本物の「おつかれ生」だ。
他にもクラフトビールや料理をいただいた。
ちなみに、マスターがとても丁寧にビールの説明をしてくれるので、ビールが詳しくなくても、お気に入りに出会えること間違い無し。
お店は北側の部屋にも通じており、そちらの空間は、テーブルやカウンターがあり、一人でもグループでも楽しめる空間となっていた。
筆者が気に入ったのは、お酒や食べ物はもちろん、その空間だ。
アンティークなものに囲まれたインテリア。店内を流れるレコードの曲が、とてもじんわり落ち着く気持ちにさせてくれる。なんだか、鑁阿寺を囲むこの街の空気と調和しているように感じ、いつまでもここで時間を過ごしたくなる。そんな空間だ。
嬉しいことは、ここは酒場に特化している店ではないということ。喫茶店として、コーヒーをいただくだけでもOKなのだ。
Instagramを見ると「喫茶とお酒、少しだけ非日常を楽しむ場所」とある。
そう。昼はまったり喫茶でもいい。もちろん昼からビールでも。なんて素敵ハイブリット。
もうね、ここに篭りたくなりますよこのお店に。
最後に、来店された際にチェックしていただきたいは、このレトロな電話。
黒電話以前の時代のものだというが、現役で使っているのだから驚きだ。お店に電話をかけると、この電話機からけたたましくベルが鳴る。自分は一体いつの時代の足利にいるのだろうか。なんて少しほろ酔いに浸りながら、懐かしい時代に思いを馳せる時間も乙なもの。
鑁阿寺西門向かい側「あかつき」。ぜひ!
【お店情報】
店名/あしかが あかつき
住所/足利市家富町2195 2階
営業時間/12:00-22:00 (L.O.21:30)
定休日/水・木曜
【ライタープロフィール】
鶴見 裕也
足利で活動するデザイナー。表向きはブランディングデザインを行っているクリエイター。実は面白いこと、くだらないことが大好物。趣味はテニス。お酒大好き。足利市内を徘徊している。