「妖精の足利リポーター07」　なべのそこ木村沙和

2024年4月01日

約１年振りの企画になります。今回のお相手は、メンバーの木村沙和さんです。
なべのそこを運営し、ローカルマガジン「足利の嫁」を発行するなど様々な活躍をしている沙和さん。
普段取材している人に、私が取材すると思うと、いつもより緊張してます。(笑)　では、簡単なプロフィールをご紹介してから本編に入ります。

■プロフィール
【木村沙和（きむら　さわ）】　
千葉県市川市生まれ。
進学、就業は東京で、興味があった映像業界を志望し、テレビ制作と映画宣伝の仕事を10年。
東日本大震災を期に一人暮らしを始めた頃、足利出身の夫と出会い結婚。
2017年に足利市へ移住し、夫のおでん屋の立ち上げと同時に、足利市地域おこし協力隊に着任。
育休をはさみ3年の任期を終えた後、まちの魅力を発信する「なべのそこ」の主となる。

Q.会議などで、視点の違いや着目点。文章能力と、いつも助かっています。そこで１つ聞きたいです。足利に来る前にどのような経験をしていたか教えてください。

A.小学生の頃から詩を書いて遊んでいた事もあり、元々文章を書くのは好きです。2、30代は、テレビの制作や映画のプロモーションの仕事をしていた中で、様々な経験を得ました。特に情報をリサーチし、結びつけ、発信することが私は好きなんだと気付いたんです。これまでの人生で得た経験がすべて、今の活動に活きていると思っています。

Q.4冊発行しているローカルマガジン「足利の嫁」をはじめとした、様々な情報発信をしている「なべのそこ」ですが、当初の想いと、ここまでやってきての感想も教えてください。

A.北仲通りに引っ越してきて、感じた事の１つですが、ここで生まれ育った人にとっては、毎日通る普通の風景が、外から来た私には新鮮で味わい深いものに映りました。歴史好きな私は、まちなか路地裏の歴史に興味を持ち、知れば知るほど今度は、足利全体にも興味を持つようになりました。町って歴史、人、文化が混ざり合って長短所が溶け込み醸しだす。まるで鍋の底でぐつぐつと煮込み、底にある美味しさが形となって美しく見える。そんな情報発信がしたいと想い、「なべのそこ」と名のり、活動しています。自分がいいなって思う事をすくっては記事にして、その記事を掲載すると多くの人が共感してくれたり、記事にした人に喜ばれるたりするのが嬉しい。今後も変わらずやっていきたいです。

Q.最後の質問です。なべのそことして活動すると同時に母親でもあります。その上で心がけている事を教えてください。

A. 母親といっても母親の経験はないド素人です。人に名前も付ける事も始めてですし、ましてや息子は生まれてぐに手術が必要だった事もあり、手術のリスクを調べ、決断しなければならなかった。今は順調で元気に育っていますが、最初にその経験もあって、出来る限り、まわりの人達と触れ合わせ、沢山の経験を得て欲しいと思っています。私達両親がいなくなった時、誰かと支えあい生きていける力をつけて欲しいと願っているからです。心がけってほどではないですが、人生ってそれぞれやりたい事が多いですが、全てやりきるのは不可能だと思っています。なので、子供や家族との時間を大切にしています。旦那は居酒屋なので夜に家族で、過ごす時間はとれないですが、自営業なので休みを合わせては色んな場所へ旅しています。あ！一つ心がけありました。朝ごはんは必ず家族全員で食べる事にしています。