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【探検!趣味の街 02】
 部長の私的映画案内 『キサラギ』

そういうわけで前回の記事が思いの外、好評であったことに有頂天になっている植野です。
「ミッドタウンブログに、この人あり!」といわれるくらいのライターになりたいと思います!

前回も書いたとおり僕は“イズミヤ映画部 部長”の肩書きも持っています。
ミニ四駆について熱く語ってしまったので、何者?と言われそうなので、簡単に映画部について。
「みんなでゆる~く映画見ましょう」を、コンセプトに活動しています。
和泉屋さんをきっかけに繋がった人達と発足したので、正式名称を“イズミヤ映画部”としています。

映画部のみんなで行った、思い出の野外上映会

今回は“映画部 部長”の肩書きを活かして、思いつくまま足利から連想する映画を、
こじつけで紹介していこうというのが今回の企画。
「こんな映画撮ったんですよ」は紹介できるけど、僕より詳しい人はゴロゴロいる。
だからこそ、こじつけで僕の好きな映画を紹介していきます。

文章だけでは寂しいので、足利の写真も交えながら、進めていきます。
ただ写真と本文には一切関係がありません(笑)

足利と言えば!で、よく取り上げられる織姫山からの風景。
これまた“ザ・足利”を代表する織姫神社

では、こじつけ映画案内、第1回は『キサラギ』。
【自殺したC級アイドル・如月ミキの一周忌を記念するオフ会に集った5人の男。
 しかし5人には、それぞれ秘密があって・・・】という作品です。

こちらが『キサラギ』のパッケージ。
ちなみに記者の私物(笑)

脚本は『リーガル・ハイ』や、『コンフィデンスマンJP』の古沢良太氏。
「一皮剥いたらビックリ!」というところが、この街を連想させます。
この作品のすごいところは、サスペンスであり、ミステリーであり、ロマンスであり、
それらを内包した上でコメディであるということ。
僕に言わせれば「古沢良太全部入り」。
読者の皆さんが「なんのこっちゃ?」になっていると思いますが、あえて言い切ります。
「観ればわかる」。

雰囲気のある映画館。
ここで旧『エヴァンゲリオン劇場版』を観ました
実は『ロマンス劇場』

元々、舞台劇であるので、舞台の転換もなく、登場人物も5人だけ。
ほぼ密室で繰り広げられるストーリーが、これほどまで面白いということに衝撃を受けます。

冒頭にも書いたとおり登場人物たちの素性が明かされる度に感じる「なにー!」という感覚は、
この街の新しい一面を発見したときの驚きに似ています。
劇中個人的に一番驚かされるのは、香川照之の素性。
本当に「まさかの!!」と言いたくなること受け合いです。

いろんな映画でよく見る。街角。
街角別アングル。
『君に届け』の冒頭でも使われてます。

手前味噌な話ですが、僕がこの街で驚いたのは和泉屋のワインの品揃え。
足利にワイン専門店があるなどと思ってもみなかったんですよ。
まさかこんなに品揃えが良いとは。
「まさかの!!」でしたね。
その上を行く「まさか」は、ものすごく濃い付き合いをすることになったことなんですけど(笑)
和泉屋に出向かなければ、こうしてこのブログを担当することもありませんでした。

和泉屋店内。驚異の品揃え!!詳しくは【濃いキャラ図鑑01】を参照!

話を戻して、映画で注目してもらいたいのは如月ミキが存命中にリリースしたという
『ラブレターはそのままで』という曲。
劇中ではファンであるはずの人たちに「朗読かと思った」と言われるほどのクオリティ。
それをエンディングで聞くことができます。
この曲と映像が組み合わさることで「ああ。この映画、コメディだったんだ」と改めて気づけます。

趣のある夕暮れ時の北仲通り。

もし、あなたがこの街の面白さに気づいていないのなら、
まずはこの『キサラギ』を観てみてください。
まずは「なにー!」という感覚を共有しましょう。
そして街へと繰り出してみてください。
少し勇気のいることですが、目についたお店に飛び込んでみましょう。
敷居の低いところでカフェに入ってみるなんてどうですか?
そこには、ほら、外から見ているだけではわからなかった濃いキャラの店主が
おいでおいでしてますよ。
『キサラギ』のような思いもよらないドラマが待ち受けてるかもしれません。
事実は小説より奇なり、映画を越える大冒険が待ち構えてますよ、きっと!

【ライタープロフィール】
 植野 弘武

 イズミヤ映画部「部長」/まちを紹介し隊「隊員」
 映画/音楽/美術鑑賞、ミニ四駆、読書、園芸等、多様な趣味を持つ。
 美味い料理と、美酒が好き。
 無闇に豊富な知識で重箱の隅を突いて回っている。
 生まれてこの方、初見で名前をちゃんと読まれたことがないのが悩み。
 座右の銘は「人は流れに乗ればいい。だから流れに乗ってみる」。

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